一日の中で「ここだけ」は楽にすると決めている時間帯の話

生活

一日全部頑張ろうとして失敗

昔の私は、「一日をちゃんと回そう」とすると、つい全部に力を入れてしまうタイプでした。朝は余裕を持って起きて、栄養のある朝ごはんを食べて、部屋も整えてから出発。日中は仕事や用事を完璧にこなして、帰宅後は家事も片付けも全部終わらせる。夜は自己投資の時間も作って、できれば早寝もしたい。
理想としては素敵なんですが、現実はそう簡単じゃありません。どこかで予定がずれたり、疲れが溜まったりすると、一気に崩れます。そして崩れた瞬間に「やっぱり私には無理だ…」と落ち込む。
今思うと、問題はやる気よりも“配分”でした。全部を頑張る前提にすると、体力も気力も足りなくなるのは当たり前なんですよね。

一番しんどい時間帯に気づいた

いろいろ試して、私が気づいたのはこれです。
一日で一番しんどい時間帯がある。
そして、そこが崩れると、その後の全部が崩れやすい。

私の場合、その時間帯は「帰宅直後」でした。家に着いた瞬間、緊張がほどけてどっと疲れが出る。なのに、そのタイミングで「すぐ夕飯作らなきゃ」「洗濯回さなきゃ」「片付けなきゃ」と自分に命令して、動けなくなって、結局ソファで固まる。
動けない自分にイライラして、何も進まないまま時間だけ過ぎて、夜が遅くなって、寝るのも遅くなる…。このパターンが多かったんです。
つまり、私にとって帰宅直後は“頑張りどころ”じゃなくて、一番回復が必要な時間帯でした。

そこだけ手を抜いた工夫

そこで私は、「帰宅直後だけは楽にする」と決めました。気持ちの問題じゃなくて、行動の設計を変えるイメージです。

1)帰宅後15分は“何もしない”を許可

まず、家に入ったらタイマーを15分セットして、何もしない時間を作りました。
座ってもいいし、ぼーっとしてもいいし、飲み物を飲むだけでもいい。ポイントは、**この時間はサボりじゃなく“回復の工程”**として扱うことです。
不思議なことに、最初に回復させると、その後に動きやすくなりました。逆に「帰宅後すぐ動く」を自分に強要すると、動けない日が増えました。

2)「最初の一手」を固定する

帰宅後に動けない理由のひとつは、「何から始めるか」を決めるのがしんどいから。だから最初の一手を固定しました。
私の場合は、

  • 手洗い → 部屋着に着替える
  • 飲み物を用意(まず水かお茶)
  • 荷物を定位置に置く(鍵・財布・イヤホン)
    これだけ。
    たったこれだけでも、「帰宅したらこうする」が決まっていると、頭が疲れている日でも動けます。

3)夕飯は“作る”より“出す”日を作る

帰宅直後に一番重いのが夕飯の準備だったので、そこを軽くしました。
毎日ちゃんと作るのをやめて、週に何日かは、

  • 冷凍ごはん+納豆+味噌汁(インスタントでもOK)
  • うどん/そば
  • 焼くだけのもの+野菜は洗うだけ
    みたいな“考えなくていいセット”に。
    「手抜き」というより、最初から“軽い日”を用意する感じです。軽い日があると、忙しい日でも生活が回りやすくなりました。

4)家事は“帰宅後”じゃなく“別の時間”へ移動

掃除や片付けは、帰宅直後にやるのをやめました。
代わりに、夜の落ち着いたタイミングで「1個だけ片付け」をやる。もしくは朝に5分だけ。
帰宅直後に全部やろうとするより、分散した方が継続できると分かりました。

全体が楽になった話

帰宅直後を楽にしたら、意外なことに一日全体が整い始めました。
帰宅後に固まる時間が減って、夕飯が遅くならない。遅くならないから寝る時間もずれにくい。寝る時間が整うと朝が少しラクになる。朝がラクだと日中の余裕が増える。
つまり、帰宅直後を“頑張りどころ”から“回復の時間”に変えただけで、ドミノみたいに他の部分もラクになっていったんです。

頑張りたい気持ちがあるほど、「全部ちゃんとやろう」としがち。でも現実には、全部を毎日頑張るのは難しいです。だから私は、一日の中で“ここだけは楽にする”場所を決めるのが、いちばん現実的な解決だと思っています。

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