やらなくていいと気づいて、毎日が少し楽になったこと

生活

全部ちゃんとやらなきゃと思っていた頃

昔の私は、生活のあらゆる場面で「ちゃんと」を追いかけていました。朝は早起きして余裕を持って準備、部屋はいつも片付いていて、食事は栄養バランスを考えて、連絡はすぐ返して、仕事も家のことも抜け漏れなく。
もちろん、そうできた日は気分がいいです。「私、今日ちゃんとしてる」と思える。でも同時に、ちゃんとできない日が来ると一気に自己嫌悪が増えるんですよね。
いつの間にか「ちゃんとやる」は、気持ちの土台じゃなくて、自分を評価するものさしになっていました。だから崩れるのが怖くて、さらに頑張る。頑張るから疲れて、疲れるからうまくいかない。今思うと、完全に負のループでした。

疲れていた・余裕がなかった話

疲れていた頃の私は、目に見えるほど大きなトラブルがあったわけじゃありません。むしろ、外から見たら普通に生活できていたと思います。
ただ、心の中がずっと慌ただしかった。
「洗濯物まだ畳んでない」
「部屋が散らかってる」
「返信返してない」
「やることが多い」
こんな小さな“気になる”が積み重なって、頭の中が常に満員でした。家に帰っても休めないし、休日も“遅れを取り戻す日”みたいになってしまう。
余裕がないと、たった一つの予定変更や失敗でグッタリします。忘れ物をしただけで「私ってダメだな」と思ってしまったり、人に優しくできなかった自分を引きずったり。
疲れているのに、頑張るのをやめられない。これが一番しんどかったです。

「これ、本当に必要?」と疑問に思ったきっかけ

きっかけは、本当に些細な出来事でした。ある日、朝の支度がうまく回らなくて、予定より家を出るのが遅くなってしまったんです。
焦って、急いで、心の中で自分を責めながら駅まで走って。結局ギリギリ間に合ったけれど、その時ふと思いました。
「私、何と戦ってるんだろう?」って。

遅れた原因は、完璧に整えようとした朝のルーティンが崩れただけ。大きな事件じゃないのに、一気に気持ちが荒れてしまう。
そこで初めて、「ちゃんとするための行動」が、いつの間にか「自分を追い詰める原因」になっていることに気づきました。
それからは、何かをやろうとして苦しくなった時に、ひと呼吸おいて考えるようになりました。
「これ、本当に必要?」
必要ならやる。不要ならやめる。必要だけど頻度を下げられるなら減らす。
この問いを入れるだけで、頭の中が少し整理されるようになりました。

忙しさ/しんどさ/失敗談

私の場合、忙しい時期ほど「ちゃんと」に固執してしまうタイプでした。忙しいからこそ整えておきたい、失敗したくない、周りに迷惑をかけたくない。
でも忙しい時ほどキャパは減るので、無理が出ます。
たとえば、

  • 眠いのに夜更かしして家事を終わらせて、翌朝寝坊
  • 予定を詰め込みすぎて、移動だけで疲れて何もできない
  • “ちゃんとした食事”を作ろうとして時間がかかり、結局食べるのが遅くなる
    こういうことが続くと、生活の目的が「暮らす」から「こなす」に変わってしまうんですよね。
    失敗が増えると、さらに頑張ろうとする。さらに頑張ると、また失敗する。どこかで止めないと、ずっと苦しいままです。

実際にやめたこと・減らしたこと

「これ、本当に必要?」を基準にして、私が手放したのはこんなことでした。全部を一気に変えたわけではなく、できるところから少しずつです。

  • 毎日の掃除(床の完璧リセット)
    毎日掃除機+床拭き、をやめました。週2回+気になる場所だけ。これで十分でした。
  • 洗濯物は“その日のうちに畳む”ルール
    畳めない日はカゴでOKにしました。畳まないといけない、という思い込みが一番の負担だったかもしれません。
  • 連絡はすぐ返す
    緊急以外は“時間がある時に返す”に。通知が気になって落ち着かない時間が減りました。
  • 食事を毎回きちんと作る
    頑張りたい日は作る。でも疲れている日は、納豆・卵・ヨーグルトみたいな“固定セット”でOKにしました。毎回悩まないのが大きい。
  • 完璧主義のマイルール
    「部屋が整っていないと休めない」「全部終わってから寝る」みたいなルールを、少しずつ緩めました。最低ラインだけ守れば合格、に変えました。

ポイントは、やめたことよりも、「やめても生活が崩れなかった」という事実です。

やめてみてどうだったか

最初は不安でした。「だらしなくなるかも」「あとで困るかも」って。でもやってみたら、驚くほど困りませんでした。
むしろ困らなかった理由が分かって、安心できました。

  • 毎日じゃなくても、週2回で清潔感は保てる
  • 畳まなくても、困るのは“見た目”だけで生活は回る
  • 即レスしなくても、人間関係が壊れることはほとんどない
  • 食事は“毎回ちゃんと”より“続く形”の方が大事

そして一番大きかったのは、気持ちが軽くなったことです。
やることが減ったというより、“やれなかった時の罪悪感”が減った。これが本当に大きい。
余裕が少しでも生まれると、朝の支度が穏やかになったり、イライラが減ったり、寝つきが良くなったり。生活の細部に、静かな効果が出ました。

今の自分なりの考え方

今の私は、「全部やらなくていい」を合言葉にしています。
ただし、何でも手放せばいいという話ではなくて、自分の生活が回る“ちょうどいい形”を探すという感覚です。

私が判断に使っている基準はシンプルです。

  • 衛生や安全に関わることは優先する
  • 未来の自分が助かることはやる
  • “やらないと不安”なだけのルールは見直す
  • 1回崩れても戻れる形にしておく

家事も仕事も、人付き合いも、正解は人によって違います。だからこそ、「私はこうしてる」を積み重ねる方が、無理がありません。
“ちゃんと”は悪いことじゃない。だけど、ちゃんとしすぎると自分が苦しくなるなら、少し緩めてもいい。今はそう思えています。

まとめ

やらなくていいと気づいて、毎日が少し楽になりました。
生活を変えるというより、「本当に必要?」と問い直して、ルールを減らしただけ。
それでも、余裕が生まれて、ミスが減って、気持ちが穏やかになりました。

読者への一言

もし今、「ちゃんとしなきゃ」で疲れているなら、全部を変えなくて大丈夫です。まずはひとつだけ、今日の負担になっている“マイルール”を見直してみてください。
あなたに合う形で、少しずつでいいと思います。

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