ある一日の流れを時系列で書き出した
生活を整える系の記事って、だいたい「こうすると良くなる」「この工夫が効いた」みたいな“改善”が主役になりがちです。
でも私はある時、改善の前に、そもそも自分がどう過ごしているのか分かっていないことに気づきました。頑張って工夫を足しても、土台が見えていないと空回りする気がしたんです。
そこでやったのが、ある一日の流れをそのまま時系列で書き出すこと。
ルールは簡単で、正確さは求めない。盛らない。反省もしない。
「こうあるべき」じゃなく「実際どうだったか」を記録するだけです。
私が書いたのは、平日のよくある一日。こんな感じでした。
- 7:05 起きる(布団の中でスマホ)
- 7:20 洗顔・着替え
- 7:35 朝ごはん(食べながら動画)
- 8:15 出発
- 9:00〜 仕事/用事
- 12:30 昼(食べながらスマホ)
- 15:30 休憩(ついSNS)
- 18:40 帰宅
- 19:10 ちょっと休憩(座る)
- 20:00 夕飯
- 21:00 片付け(気分で)
- 22:00 動画(“少しだけ”のつもり)
- 23:30 お風呂
- 0:30 就寝
書いてみると、良い/悪い以前に、「私ってこんな感じなんだ」と現実が見えました。意外と普通。でも、気づいていない癖がいくつか出てきました。
思ったより◯◯していた
一番最初に出てきた感想は、「思ったよりスマホを触っている」でした。
“ずっと見ている”つもりはないのに、区切りごとに触っている。起きてすぐ、移動中、昼、休憩、帰宅後、寝る前。
合計時間を測ったわけではないのに、時系列にすると回数が目立つんですよね。
次に気づいたのが、「思ったより“座っている時間”がある」こと。
帰宅後に“ちょっと休憩”を入れているのに、その後の動き出しが遅い。
休んでいるのか、だらだらしているのか、自分でも曖昧な時間がけっこうありました。
あと地味にびっくりしたのが、「思ったより“切り替え”に時間を使っている」こと。
作業の合間にぼーっとする、別のことに手を出す、気づいたら画面を眺めている。
集中している時間よりも、“集中に入るまでの時間”が意外と長い日もありました。
ここは反省というより、ただの事実として「あ、こうなってたんだ」と思いました。
無意識の行動に気づいた
書き出してよかったのは、「性格」じゃなく「癖」が見えたことです。私が気づいた無意識の行動は、ざっくりこの3つでした。
1)区切りがあるたびにスマホを見る
起床、食事、移動、休憩、帰宅、寝る前。
“区切り=スマホ”がセットになっていて、手が勝手に伸びていました。これは習慣というより、反射に近いです。
2)帰宅後に座ると、動き出しが遅くなる
帰宅後は疲れているので、座るのは自然。でも私の場合、座った瞬間に「今日はもう終わり」というスイッチが入りやすい。
その結果、夕飯が遅くなりやすく、夜が押して寝るのも遅くなりやすい。
ここは「帰宅後の行動が、その日の夜を決めてるんだな」と気づきました。
3)“少しだけ”が長い
動画を少しだけ、SNSを少しだけ、スマホを少しだけ。
書き出すと、この「少しだけ」が何回も登場していました。
一回一回は短いはずなのに、積み重なると夜の時間が削られている。
“少しだけ”は、意外と強い癖でした。
これらは、意識してやっていたわけではなく、気づいたらそうなっていたものです。
だからこそ、書き出して初めて見えるんだなと思いました。
無理に変えたわけじゃない、で締める
ここまで見えると、「じゃあ改善しよう!」となりそうですが、私はそこまで大きく変えませんでした。
というより、変える前に「まず知れたこと」が大きかったです。
自分の癖が分かると、突然“正しく生きよう”としなくても、ちょっとした場面で選べるようになります。
たとえば、帰宅後に座る前に水を飲むだけにする、とか、寝る前の“少しだけ”を1本で止める、とか。
大改造じゃなく、気づいた範囲で小さく調整するくらいでいい。
生活って、正解を作るよりも、自分の現実を知ることから始まるのかもしれません。
私にとってこの書き出しは、改善のためというより「観察して分かった事実」を拾う作業でした。
無理に変えなくても、見えただけで少し納得できた。それが一番の収穫でした。


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