「頑張らない」と決めて気持ちが楽になった話

生活

何でも頑張ろうとしていた頃

昔の私は、わりと何でも「頑張るのが正しい」と思っていました。仕事も家のことも、人付き合いも、なるべく丁寧に、抜け漏れなく。頼まれごとは断らないし、連絡の返信も早い方がいい、と思っていました。
もちろん、頑張れる時期もあります。やり切った日は達成感もあるし、「自分なりにちゃんとしてる」と感じられる。でもその一方で、心のどこかにずっと「もっとできるはず」「まだ足りないかも」という焦りがありました。
頑張っているのに楽にならない。むしろ、頑張るほど“普通の毎日”が重くなる感覚がありました。今思うと、私が頑張っていたのは、目の前のことだけじゃなくて、周りの期待や「こうあるべき」を抱え込むことだったのかもしれません。

疲れてしまったきっかけ

決定的だったのは、ある日、何も大きなトラブルが起きていないのに、突然涙が出てきたことです。
朝は普通に起きて、仕事もこなして、帰ってきて、ご飯を作って、片付けをして…“いつもの日常”のはずなのに、布団に入った瞬間にどっと疲れが押し寄せて、気づいたら泣いていました。
その時に思ったのが、「頑張るのが当たり前になりすぎて、休み方が分からない」ということ。休んでも罪悪感があるし、少し手を抜くと自分を責めてしまう。これって、長く続けると危ないやつだな、とやっと気づきました。

頑張らないと決めたこと

そこで私は、いきなり人生を変えるのではなく、「頑張らない」を具体的な行動に落とし込むことにしました。
やめたというより、**“頑張りポイントを減らす”**感じです。

  • 全部に100点を出そうとしない
    料理も掃除も仕事も、毎回全力だと息切れします。私は「今日は60点でOK」の日を作りました。
  • 即レスをやめる
    返信が遅いと失礼かな、と気になっていたけど、優先順位をつけるようにしました。急ぎじゃないものは、時間があるときに返す。これだけで頭がスッキリします。
  • 人に頼る・断る
    苦手なことは抱え込まず、頼れるところは頼る。予定が詰まりすぎそうなら、断る。最初は勇気がいるけど、やってみると関係が壊れることは意外と少ないです。
  • 「ちゃんと休む」を予定に入れる
    休みを“空いた時間にするもの”から、“予定として確保するもの”に変えました。散歩だけでも、早寝だけでも、休みの形はなんでもいい。

ここで大事なのは、頑張らない=投げ出す、ではなく、自分が潰れないラインに調整することだと思います。

変わったこと・変わらなかったこと

頑張り方を変えたら、まず変わったのは「心の音量」でした。
常に頭の中で鳴っていた「もっと頑張れ」が小さくなって、日常の不安が減りました。睡眠の質も少し良くなって、朝のしんどさが軽くなった気がします。

一方で、変わらなかったこともあります。
頑張らないと決めても、忙しい時期は忙しいし、やることが増えると焦る日もある。人に気を遣いすぎる癖も、すぐにはゼロになりませんでした。
でも、“戻ってしまう日がある”ことを許せるようになったのは大きいです。完璧にできなくても、「また戻せばいい」と思えるだけで、心の負担が全然違いました。

今の考え方

今の私は、「頑張る」も「頑張らない」も選べる状態が一番いいと思っています。
ずっと頑張り続けるのは難しいけれど、必要な時期だけギュッと頑張ることはある。だから普段は、余力を残す。余力があると、急なトラブルにも対応できるし、誰かに優しくできる。

私が意識しているのは、次の3つです。

  • 頑張る日は“期限付き”にする(ずっとは続けない)
  • 「最低限できたら合格」を基準にする
  • 自分を責めそうになったら、「それでも今日はやった」と言い直す

気持ちが楽になるのって、環境が変わることより、自分の中の“判断基準”が変わることが大きいのかもしれません。

まとめ:力を抜く選択

「頑張らない」と決めたことで、私の毎日は少しだけ軽くなりました。
全部を投げ出すのではなく、100点を目指す場面を減らす。即レスをやめる。断る。休みを確保する。
こういう小さな調整でも、心は意外と楽になります。

力を抜く選択は、逃げではなく“続けるための工夫”。頑張りすぎて苦しい人ほど、一度「頑張らない日」を作ってみてほしいです。

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